お助け屋☆陣八 第02話あらすじ

浅草の人力車の車夫・俥屋陣八(宮川大輔)は、先代から俥屋のウラ稼業を引き継いだ。困っている人を助け、法で裁けない悪人を懲らしめる――“お助け屋”の仕事だった。そして、その初仕事は、ホストの雨宮一輝(徳山秀典)に騙された団子屋の一人娘、大野真由美(平愛梨)を救うことだった。軟禁された真由美を実家の団子屋に連れ戻し、事件は一見解決したかに見えた。たが、その夜、殴られ血まみれに見せかけた一輝が現れ、真由美は奪回されてしまう。



窮地に立たされた陣八に、真由美が一輝と一緒にいると情報をもたらしたのは、一輝と同じホストクラブの新米ホスト、井口達也(小泉孝太郎)だった。医者のドロドロした世界に嫌気がさした達也は、腕っ節の立つ下町芸者、ポン太(南海キャンディーズ・しずちゃん)と共に、“お助け屋”の仲間になっていた。一輝にばれないようにスパイとして立ち回る達也は、真由美の借金が一千万円を超えていることも調べていた――

その頃、一輝の元に戻った真由美は、一輝の暴力的な仕置きに耐えながら、一輝と出会った頃のことを思い出していた。
半年前、真由美は、会社で大きなプロジェクトのメンバーに抜擢されたが、ミスの連発でチームから外された。代わりに入った後輩に仕事で追い抜かれ、さらには彼氏までとられてしまった。そんなとき心の隙間に入ってきたのが、一輝だった。「一緒にワイナリーを経営しよう。同じ夢を見よう」という一輝の言葉を信じてきた真由美は、「一輝を信じるしかない」と思い詰めていた・・・

翌日、真由美の同僚から、真由美が会社で居場所を失くした事情を聞いた陣八に、達也から真由美の急を告げる連絡が入る。(一輝は真由美を風俗に売ろうとしている……)と思った陣八は懸命に一輝の車を追い、必死にすがる。
「何としても止めないと」という一念で、陣八は思わず一輝の車に飛びつく。
だが、一輝は、フロントガラスにへばりつく陣八を振り落とすと、真由美と車で走り去るのだった。

真由美を取り戻すことができなかった陣八は、「騙され続ける真由美を助ける価値がない」と、今回の仕事から手を引いたポン太に、「強い仲間が必要なんだ」と戻るよう懇願していた。ポン太はいったん断ったが、その日の座敷で団子屋の権利書の入手を算段する客の話を小耳にはさむ。(この事件には裏に何かある……)と思ったポン太は、陣八にそのことを告げた。ポン太の思惑通り、一輝の裏に、陣八の中学時代の同級生で帝都銀行浅草支店の支店長の村上鉄雄(細川茂樹)がいた。村上は、一輝に団子屋の権利書を手に入れるよう、入れ知恵していた。(陣八に何ができる?)――村上には勝算があった。

そして、陣八が慌てて団子屋に行くと、「娘を取り返すためなら」と主人の大野重三(温水洋一)と妻の須美子(あめくみちこ)が、一輝に権利書を手渡していた。陣八が止めても、夫婦は「もういいのよ」と憔悴しきっていた。

一方、ホストクラブでは、来週から風俗の店で働くことになっている真由美が浮かない顔をしていた。真由美は、自分が生理的にそんな仕事ができないことも分かっていたが、もうどうにもならないとあきらめにも似た気持ちでいた。

翌日、そんな真由美の様子を聞いた達也から陣八たちは、三人で作戦会議をする。そこで、つい、ポン太のことを「パンダ」と言ってしまった陣八は、ポン太の逆鱗に触れ、橋の欄干の上に連れ出される。陣八が今にも川に落ちるというとき、陣八が常々タクシー代わりに俥に乗せてやる地元のおばちゃんが通りがかる。その姿を目にした陣八は、はたと閃く。「どーーーーん!」その声と共に陣八は川に落ちていった・・・

その夜、ホストクラブは千円飲み放題の初回の客で溢れていた。初回は破格の安さで二回目、三回目とだんだんに料金が高くなる店のシステムを利用して、陣八たちが近所のおばちゃんたちを呼んだのだ。常連客も呆れて店を後にし、店は大赤字。「毎日続ける」という陣八に、店のオーナーは一輝をクビにすると断言。ツケも合わせ総額一億円近い借金を払うように命じられた一輝は、ついに真由美の前で本性を現す。一輝に「店の権利書は頂いた」と告げられ、衝撃で動けない真由美。その代わりに、一輝に鉄拳を下したのは、ポン太だった。
そして、達也の知り合いの謎の女が現れる。女は、いやがる一輝を、死ぬほど働いて借金を返せるどこか秘密の場所へ連れて行く。

「親にあわせる顔がない」と尻込みする真由美を「悔しいんやったら、自分に何ができるか、よう考えてみいや」と団子屋に戻らせたのは陣八だった。
団子屋に戻った真由美は、両親に言う。「謝らないよ、私……もう一回、お店できるようにするから……頑張るから」「お前が元気ならそれで十分」という両親に、真由美も、陣八も涙した。

その夜、陣八は命がけで“お助け屋”の仕事をする覚悟を決めていた。“キッチン時代屋”に、つかの間の日常が戻っていた。



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